注)記事内、信仰に関する話題がありますが、執筆者は信仰に対しての知識が少ないため間違っている可能性があります。私のブログを信頼せずご自身でお調べいただくようお願いいたします。
千駄ヶ谷で降りてみよう。
さて、3月末のある雨の日、私は千駄ヶ谷にいた。
千駄ヶ谷に何をしに来たかと言えば、将棋会館に初めて行ってみようと思ったからだ。
あいにくの雨だが、お散歩タイムにしたいと思う。
ちなみに、この日は都区内フリーきっぷで、さまざまなところに降りる日だった。
いつぞや普通にコケて危ない目にあった、恨みの階段を下り改札口を抜ける。
今でこそ、ICフリーきっぷの方が楽だと言うことに気がついているが、この頃はきっぷで乗っていた。楽というのに怠けるのもあまり良くない気がするが。
たまにこのブログでも登場する駅スタンプタイム。
将棋会館の城下町ということもあり、将棋盤の模様と、鳩森八幡神社(このあと登場)からなのか、ハトが描かれている。
まずは国立競技場を横目に、津田塾大学の横を抜けていく。
千駄ヶ谷ほど普段来ないところになると、23区ではあるものの何区なのかわからないのだが、駅前のバス停に青色のハチ公バスが止まっていたことでピンときた。
「あのバス見たら渋谷区内」
ここは渋谷区なのか、と改めて認識した。
鳩森八幡神社をまわり、会館へ
まっすぐ歩き、鳩森八幡神社の前の交差点に着く。
鳥居の誘惑に負けかけるも、なんとか勝ち、スルーする。
神社は後で行くとして、裏手にまわり将棋会館に到着する。
ここでカメラに雨の線がはっきり映る程度に雨が強くなってきた。
足先はびちょびちょで冷たい。
そんな中でも将棋会館は子供から大人まで大変混んでいる。
2階の将棋道場はさらに混雑しており、雨を避けられて好きなことができるということがこの施設の存在意義にも繋がっているのか、と思うなどした。
しかしながら、私は道場に用事もなければ将棋などほとんどできないに等しいので、マンホールカードをもらい、物販を物色して帰るとする。
入り口にはアニメキャラみたいなパネルが置いてあり、将棋人気が伺える。
桜の鳩森八幡神社
さて、半分本題の鳩森八幡神社に向かうとしよう。
連日の雨ですっかり花は落ち、「葉桜狩り」の様相になると思いきや、さほど花は落ちておらず、ありがたいことに「桜狩り」となった。
これも神社という聖域の中だからであろうか。
参拝を済ませ、今度は東京都指定有形民俗文化財の「千駄ヶ谷の富士塚」に登山したいと思う。
日本国内には〇〇富士という言い方をする山がいくつもあるのだが、おおよそ2つに分類される。
1つは「ご当地富士」で、利尻富士だとかが有名だろうか。各所で富士に似ている山が名乗っている。
もう1つは「富士塚」で、ここや品川富士がすぐに思いつくところだろうか。
こちらは富士信仰の考え方に基づいて人工的に造成されたものである。
麓には案内図があり、人工的とはいえ富士を模しているので1号目から10号目までが存在する。
山中には名所もいくつかあり、その度に名所を示す看板が立っている。
しかし雨の日に来たのが良くなかった。
カメラを片手、傘をもう片手に持ちつつ歩くと足元が滑り怖くなる。
こればかりは登山を断念しようかと考えてしまった。
そして、登頂。
信仰の対象物なので山頂にはお社があり、賽銭箱も用意されていた。
せっかくなので賽銭箱にお金をいれ、参拝。
コケずに下山できますようにと祈っておいた。
富士塚頂上からは境内が一望でき、雨ながら花の季節に来て良かったと思える景色であった。
下山し、神社を後にする。
鳥居に一礼し、駅に戻ることにする。
このあとはどこに行こうか。そう考えながら。