皆さんは旅ってしたことがあるだろうか。
失礼な質問で申し訳ない。こんな「そっち」に偏ったブログを見る人間はそういう類の人間しかいないのは承知だ。
では、旅の醍醐味ってなんだろうか。
私は「寄り道」だと思っている。もちろん完璧にルートを立てて完璧に遂行する楽しみがあるのもわかる。
しかし、歩いている途中で面白そうなものを見つけて立ち寄ったら電車を逃して3時間みたいなハプニングも時には楽しいものである。
と、一丁前に書いてはみたものの私がそんなに本質を理解しているかといえばノーだろう。
だって、旅歴そんな長くないし、1人で動くようになったのもせいぜいここ数年の話だ。
今回はたまたま北陸にいたのだが、バスもホテルもとっていなかったので「寄り道」することにした。
それでは、なんとなく寄り道してしまうバカの話を適当に聞いていただければと思う。
自己紹介記事はこちら
正月の地震から若干10日ではあったが金沢は元気だという話を聞いていたので「行く支援」として金沢に来た。
福井にもちょうど用事があったので。
金沢駅はもう日常という感じはあったが地震のせいか否か天井に雨漏りがある箇所はあった。
カラーコーンで区切られているのでよくわかる。
夕方に近くなり、用事が終わった16時過ぎ、福井から再び金沢へと帰着した。
さて、今日は帰りの手段が決まっていない。
せっかくならなくなってしまうサンダーバードで大阪に行き、そこから夜行バスで東京へ向かうか、北陸新幹線で一気に帰るか。
いや、第3の選択肢としようと思いついた。
とりあえず16時29分発のサンダーバードに飛び乗る。
この日はオンライン授業の日だったので片耳にイヤホンを差し込み授業を聞きながら一路、西へ向かうことに。
もうこの時点で寄り道の先は決まっているのだがブログ上はまだ伏せておくことをご理解願いたい。
海というのは海なし県、いや海梨県出身で今も東京湾しか見るものがない悲しき私には心を動かすものがある。
時として危険な海、というのは正月の「それ」で感じたがそれでも景色で見る分には最高の保養になる。
すでにサンダーバードを捨てて海にダイブしたいが1月の厳しい海でやったらば絶命確定なのでやめておく。
死ぬより夏のいい海に浸かった方が楽しいのは明白だ。
しかしながらこの景色を特急から見るのはこれが最後になってしまうと思うとなんだかくるものがあるが。
この春からは超特急か普通かしかないわけで。
さて、授業が終わった。
場所は・・・多分敦賀とかじゃないかな?
眠たい、とんでもなく眠たい。
とりあえず京都まで寝ることにする。京都で降りなくてはならないので、起きなくてはならないが大丈夫だろうか。
ということでぐっすり寝て起きたは京都停車直前。
危ない危ないと支度を整え京都駅で下車する。
改札を一度抜けてみるが私の大好きなファミリーマートはJRの駅構内にはない。
もっぱらセブンイレブンの覇権なのである。
ということで京都のセブンイレブンと、昨年9月に私が知り合いと会った合流場所を見て京都観光とすることにした。
とりあえず、JR東海に行って新幹線に乗ることにした。
新幹線に乗る意味はあるのかないのかわからないがとりあえず新大阪行きとやら来たのでそれに飛び乗ってみたいと思う。
どうせ高くはつかないのでよかろうだろうと思っている。
まぁ高くつかないというのもそれはそれで乗り継ぎ割引を適用したかったが故の行動なのだが。
乗り継ぎ割引で新大阪に着く。
新大阪では40分の待機。
とはいえ乗り逃したらばもう今日の目的地には辿り着けないことが確定しているので少しだけのお散歩タイムということにしよう。
が、迷った。
開始2分で迷った。
無理だ、西の民がいつもいう新宿がわからない、という言葉今まで一切わからなかったのだが、こういうことか。
そして梅田よりも先に新大阪で迷うとは。
前回来たときは急いでメルパルク大阪に向かうだけだったからとっても簡単だったのだが、日の落ち出した夕方、さらに全く知らない場所からスタートという2つが合わさるとこうなってしまうのかと勉強になった。
ちなみに新宿駅では迷ったことがない(山梨出身でいつも乗り換えとかで使っていたから)が横浜駅ではまだ迷う時があるのでトントンということでお許しいただければと思う。
東京駅は八重洲南口への行き方だけは完璧に覚えました。
新大阪駅は前述の通りくること自体は2回目である。
しかし、ちゃんと歩いたことはなかったので改札内ながらトイレに行きつつ歩いてみようと思う。
前回は新幹線改札→メルパルクの郵便局→新幹線改札→東京だったので。
大阪万博が間も無くということもあって(あいにく東京の民ゆえ実感は全くないが)あのキャラクターのポップアップストアが出現していた。
単体なら可愛いかも?と思った自分がバカらしくなる。
集合していると少しホラーだ。
これの集合に追いかけられる夢など見た日にゃお漏らし確定である。
と、お漏らしのことを考えていたらトイレに着いたので用を済ませ帰る。
次の電車は特急なので適当に過ごせばなんとかなる。
全席指定だったがいかにして安くするか迷った結果、ウェスター会員になってしまったのは笑い話として処理していただければと思う。
ということでこの日の目的地は和歌山ということで落ち着いていた。
ということで新大阪発のくろしお29号に乗車する。
やはり通勤特急の色が強いのかスーツ姿のサラリーマンらしき人がたくさん乗車している。
幸い、隣の席には客がいなかったのでとりあえずゆっくりしていたが、新大阪を出て少しすると「プシュッ」という音が聞こえてきたりしてきた。
和歌山に入って中心駅の和歌山で大多数の人が降りる。
やっぱ通勤特急じゃん・・・。
まぁ、実際、1700円だかで快適に帰れる(乗車券は定期券と仮定)なら私でもそうしちゃうかもしれないが。
だって通勤車両でビール開けたら視線が痛いじゃん。 ※常磐線を除く
通勤特急(仮)ならば同志ばかりだからね。
ということで私は、和歌山では降りずに進む。
ということで22時40分、紀伊田辺駅に到着。
いやー疲れた。
ほとんどこの先乗る人がいないようで私の号車はもう1人いたJKも田辺で降りた。
ちなみに、先にトイレに行った時、JKは他に人がいると思っていなかったのか、僕が隣を通ったら「ギョッ」という目をしていた。
まぁ、僕はTik Tokを大音量で流されていようが関係ないのだが。
強いていうなら睡眠妨害か、でも田辺で降りるまで目が覚めていたから一概に悪とは言えないのかもしれない。
何せ、僕しか号車にいないので関係ないんだけどね。
おはよう、朝の田辺。
睡眠は別になんてことはないので割愛。
今回はお昼までゆっくりしてそこから動き出すことに恩師の先生と決めた。
とりあえずの目的地はこの週末で一時閉鎖の田辺万呂簡易郵便局とした。
そして昼の田辺。
まずはお昼ご飯に恩師さんが気になっていたというお寿司屋さんへ向かう。
田辺市のだるま寿司。
.ランチが1000円程度という破格ながら肉厚で美味しいお寿司と天ぷら、味噌汁など大盤振る舞いなお盆が出てくる。
こりゃうまいとばくばく食べ進めてしまった。
本当に美味しいので田辺のあのエリアに行った方は是非一度ご賞味いただきたい。
少なくとも私は和歌山に行ったらお昼はここで決まり、というような感じだった。
お茶もしっかり啜り、およそ30分の滞在で店を後に。
そのままの足で簡易郵便局に向かう。
田辺万呂簡易郵便局
たなべまろ
2024年1月13日〜一時閉鎖中
平成25年に受託者変更を挟み、その時よりこの場所でやられている郵便局。
場所柄小包も多くお客も多々いることからいつ再開してもおかしくはない立地ではあるが今後については不明。
閉鎖理由はおよそ高齢化ではなかろうかと思われる。
さて、郵便局を後にしてこの日の郵便局巡りは一旦終わり。
こっからは完全に観光タイムなわけで。
白浜町の駐車場に車を停めて、歩いて向かう。
恩師の息子さんはまだ0歳。
かわいすぎてかわいい。驚きである。
人って、小さいとこんなに可愛んだなぁと改めて思うのだった。
砂浜ではカップルがイチャコラしていて、大きくなるとかわいくなくなるんだなと思うのだった。
東京から来た教え子と恩師と恩師の小さい子供というグループできている人間なんざ1人もいない。
それも当然、ちょうど新年の休みも終わる時期で東京からの帰省学生なんざ皆戻っている。
ということで南紀白浜の南紀白浜たる海に危うくスニーカーで突入しかけつつゆっくりと楽しんだのだった。
さて、南紀白浜の白浜温泉に入ろうか迷ったが若い子がいるので今回はやめ。
帰りにとれとれ市場によって帰ることにした。
とれとれ市場は地元の有志が立ち上げた物販で新鮮な魚介だとかお土産がたくさん販売されている。
有志だから、なのか何か基準を満たしてないのか道の駅には認定されていないが、相当儲かっているようで新たな建物を作っている途中だった。
流石に夜行バスで帰る身の上ゆえ、新鮮な海鮮を買っていくわけにはいかず、今回は適当なお菓子をお土産にして妥協することにした。
さて、田辺市の中心部に帰ろうと思う。
熊野本宮大社の横を通り抜けていくのだが観光客はやはりそこまでいない。
まだ初詣もギリギリ許される時期かなぁとも思うのだが流石に関西の奥深くまでくる人間というのは少ないのだろう。
今度は恩師のおすすめ田辺グルメ、たこ焼き丸八をいただくことに。
恩師氏、和歌山に渡って若干3年、こんなにも和歌山の人、になってしまったのかと思ってしまった。
実は、この日木曜日で定休だったそうなのだが2周年の記念日ということで開けていたとのこと。
我ながら運が良い。
そして、個人的には関西風たこ焼きお初となる。
確かに生まれた時から旅行オタクしているのだが、西日本の踏破率は異様なほどに低く、関西グルメなるものもほとんど食べたことがなかった。
それでもって独立して旅行するようになったこの頃、関西に行っても大阪で食い倒れ・・・とは程遠い大阪を乗り換え地点としてしか見ていないような旅ばかりしているのでこうなっているわけだ。
今後はいよいよ大阪でゆっくりしたいがここぞ!というときに郵便局の異動がないのが辛い。
郵便局は旅のきっかけ、やる気がわかないわけで。
さて、話を戻して。
赤子を店主に預ける、というさも地元民かのようなことをやる恩師を横目に焼きたてをいただく。
私はチーズ。
なぜ定番じゃないのかって?定番だと(自称)旅行オタクとして素人感が出るじゃん!(おい)
ああ美味しかった。
さて、そろそろ和歌山の大地ともお別れのお時間ですね。
帰りは普通電車+大阪から夜行バス。
さ、またきます。待ってろ和歌山
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