おはようございます。そてつです。
先に本題の名古屋中日ビル内郵便局について少しお話を。
もともと(旧)中日ビルに郵便局があったんですが、中日ビル自体が建て替えということに。
それに伴い中区役所地下1階に移転・改称。
もともとは単純な移転だと思われていたのだがのちにビルの建て替えに伴う仮局舎だということが判明。
5年越しに今年、中日ビルの完成に伴い、局名を再度改称し(新)中日ビル内郵便局として復活したのです。
以上の経緯よりこのブログでは以前の郵便局については(旧)、改称後の局については(新)を付けておきます。
自己紹介記事はこちら
3月25日の朝、私は愛知県の県庁所在地名古屋にいた。
夜行バスで移動してきたのだがウィラーだから大丈夫だろうと思ったら運行会社はその下請けでこの時代にコンセントほか電源一切なし、4列で隣あり通路側というなかなか鬼畜な設定での旅行となった。
朝は名古屋に着いてとりあえず電源難民を一通り。
でも私は知っている。
新幹線の待合室に電源があることを。
ということで150円なら安いべと入場券を購入。
新幹線改札の中にある待合室にたどり着いた。
新幹線に乗る待ち時間程度ならば普通のベンチでもいいのだが、1時間弱携帯なしで居座るとなると流石に奥のワークデスク的なところの方が都合よかろう。
ただいるだけはできないでしょ、って?そんなの心得てますよ。
きちんとブログ執筆用のiPadをもってきているのです。
つまりはブログを書いて時間を潰しつつ、携帯の充電をためたいということだった。
それならワークデスクでも怒られやしない。
ゆっくり朝の時間を楽しんだのだった。
せっかく名古屋に来たならモーニングだよね、ということである程度充電が貯まったので地下街エスカのコメダ珈琲へ。
地下街は二酸化炭素消化器が使えないんだよな、とか絶賛勉強中の内容を反復させながら場所を完璧に覚えたコメダに向かう。
なんだかんだ何回かこのコメダにはお世話になっている。
コーヒーは500円とファミマに慣れきっていると少し高いがモーニングということでパンが付いてくるなら安い。
特に出先では自分でコーヒーを淹れるなんてことは車がない限り装備の都合上できないので人件費もろもろ考えると断然安く感じる。
そしてもちろん自分のコーヒーに自信があるとは言いつつもそこそこのクオリティのものをコメダも出してくれるのでありがたい。
これなら全然利用価値がある。
ということを語っていたらば、時間が経っていた。
8時10分。
本当なら8時に出発しようとしていたのだが・・・。
まぁ良い。
とりあえず東山線に・・・どこ??
僕が普段、名古屋の地下鉄として認識していた入り口は「桜通線」とかいうやつで別物らしくまさかのここで迷子となってしまった。
確かに東山線は前回来た時もろくに使っていないので初めてかもしれないが、ここで時間を延ばすとは。
東側の出口の方に東山線という矢印があったのでとりあえず従ってみたが、ある場所を境に東山線の表記がなくなった。
とりあえず進むべきか、はたまた戻るべきかで葛藤したが、進んで違って戻っても結局戻る先は変わらない、と進むことにした。
結果から言えばこの進む作戦は成功となった。
進んでタクシー乗り場を過ぎたあたりで再度「東山線」が現れた。
なんとかなった、危ない危ない。
東山線は驚きの2分ヘッドでの運転を行なっていた。
私が普段使っている東京メトロの南北線よりも余裕で本数があってすごい。
理由としてはこの路線の形式的特徴にあるわけで。
この路線、名古屋最古の地下鉄で、古い路線にありがちな第三軌条方式を採用している。
つまり、車内もトンネルもどちらも狭い。
ということは車内に入れる人数にはどうしても限界があるし、しかも車両を大きくすることもできない、と。
んなら、本数増やせばいいじゃないというパワープレイによって、この2分ヘッドとかいうトチ狂った路線が完成しているのだ。
んで、本日のメインディッシュステーションの「栄」に到着。
栄は広くて、改札から出るのも迷う。
13番出口の奥、ビル直結口から入ると警備に止められなくてよろし、という話を同業者の方から聞いていたので、通勤客に混じり向かう。
最もオフィスエリアとショッピングエリアは別なようですぐに通勤客から離れ、私1人とビル管理者のお偉いさん、日本郵政の人と3人でエレベーターすることになったのだが。
到着。
ということで、3月25日付けで名古屋栄四郵便局から移転改称した名古屋中日ビル内郵便局に到着した。
カーペットの色がさながら芝生といった模様で、明るい草原の中にポツンと佇む郵便局という感じさえある。
この日が先行開業で、郵便局以外のテナントはまだ入ってきていないため人の動きも郵便局周辺に固まっており、尚更そう感じるのかもしれない。
私が着いたのが8時40分ごろというところで、すでに局舎内では内部向けの開局記念式典が行われていた。
ガラスで囲まれたビル内郵便局のおかげで話している様子は容易に伺えるがさすがの地獄耳でも内容まではわからなかった。
開局10分前になり、式典が終わり続々と職員が出てきた。
解放された職員は皆局前に集まり、開局の瞬間を待っている。
同じく私たち趣味者ご一行約10名も壁に対し左手側に列をなし、そしてたまに皆で話し、開局の瞬間を待っていた。
そして、式典用具の搬出が行われていた。
赤いカーペットを頼んだんだなぁとか局の経済状況ほか、さまざまなことが知れるので面白い。
今回特に面白かったのは、公開式典を開催していないにも関わらず、儀式的にテープカットまでやったということだ。
テープカットは見せ物ではなくてあくまでオープンを記念するものという考えが読み取れて面白かった。
開局5分前。
趣味者にも説明がはじまる。
今回は番号札発券機が入り口にある都合で1人ずつ順に案内していくとのこと。
1番の人は「いつものメンバー」のなかで大体決まっているのでその人が1番、その後到着順に案内されることになった。
開局。
とはいえ、番号札だけ引いて仕舞えばあとは局内乱れ打ち。
番号札を基準として郵便窓口に行くもの、記念押印窓口に行くもの、と三者三様の動きを見せるのが開局日のあるあるだ。
中には8月から会っていない趣味者、9月から会っていない趣味者などいるので話も弾む。
もちろん皆さまざま都合があるため全ての再開に行けるわけではなく。
「〇〇さん、〇〇局の開局でNHK出てたじゃないですかっ!」とか「〇〇局、今後廃止らしいですね」とか趣味者ならではの濃密な空間が広がる。
言わずもがな私はその空間が好きで開局趣味者をやっているのだが。
消印はこんな感じ。
・風景印
名古屋栄四局から図柄変わって再配備。
実は(旧)中日ビル内郵便局の図案も中日ビルと名古屋テレビ塔で、ビルの建て替えにより以前の図案が使えなくなったため作り直した、という程度のことらしい。
・和文印
名古屋市の名前が局名に入っているため県名付加要件に達さず県名はなし。
この日は開局だったので8-12の時間表示だが、もちろん他の時間表示も存在する。
・欧文印
欧文印は「NAGOYACHUNICHIBIRUNAI」だった。
略すのであれば「CHUNICHI BIRU」とかでも許されそうなものだが丁寧な仕事である。
ちなみに地方記号は郵便番号の460となっていた。
というところで、収集物の紹介は終了。
そしてこの記事も終了、ありがとうございました
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