こんばんは、こうやって郵便局めぐりの話をするのも久々ですかね。
郵便局めぐりは私の趣味でしかないので押しつけるような感じになってしまい申し訳ないのですが、「山形旅行」というものを完結させるためにも、発信について勉強するためにもぜひ書かせていただければと思います。
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朝
朝は6時に起きた。
顔を洗い学校の盛夏服たるポロシャツを身に纏い、出発の準備とする。
朝ごはんは山形県名物の「だし」をご飯にかけつつ、卵焼きやら何やらを1つ年上のいとこと一緒に食べる。
私は郵便局に行きたいので8時30分に叔父さんの家を出れば間に合うのだが、全日制高校生のいとこと地方公務員の叔父さんはもっと早く出るのである。
こういう時につくづく郵便局に行くために定時制高校に進学して損してないなと感じた。
【1局目:半郷郵便局】
1局目は半郷郵便局。到着時間は8時55分、訪問時間は開店一番の9時丁度。
山形観光物産という会社が運営するぐっと山形という施設の裏手にある郵便局でした。
そういえば、このぐっと山形という施設、今年の年末頃に山形市の開設する「道の駅やまがた蔵王(仮称)」が隣にできるらしい。お客の奪い合いとなってしまうんですかね・・・?
初手から磁気不良をくらい「あーあ」みたいな感じに。
局員さんは手慣れた感じでハイハイと。最も私も慣れているのでハイハイという感じだった。
もっと面倒なことにならなかったのは不幸中の幸いだった。
今回、山形市内では、叔母が車で郵便局を一緒に巡ってくれているので迷惑をかけるわけにいかないのだ。
この辺りは蔵王の見晴らしがよく、局から出て坂を下るときは絶景という感じだった。
【2局目:金井郵便局】
金井郵便局舎。外にも局名標があるほか、ヤマザワ蔵王駅前店の中にある。
訪問時間は9時13分。
蔵王駅の近くにある山形県のご当地スーパー「ヤマザワ」の蔵王駅前店に入居する郵便局。
ヤマザワが9時30分からの開店で、郵便局の横にあるクリーニング店もまだ開かない時間なのでここに来る人の100%が郵便局利用者というのがまた面白い。
また、郵便局と書かれたアルトが止まっていて支社の人でもきているのかと思えば、郵便局に配備されているらしく驚いたことを付け加えておく。
車両配備は過去に集配をやっていた名残で訪問サービスでもやっているからだろうか。
ちなみに、この日は開局一番だったのでよかったが昼時にもなるとさくらんぼが大量に集合するとか。ヤマザワもあり、買ってそのまま発送できるのはやはり魅力なのかもしれない。
局員氏曰く「地域で最もさくらんぼが集まる郵便局」だそうで結構その話で盛り上がってしまった。
旧局舎もある。
私は古いものが大好きなので、こうやって昔の郵便局など見るのが大好きなのだが、この局はさらに面白い。
理由はもともと集配の郵便局だから。
集配の郵便局は集配関係の施設の痕跡があることもあるので面白いと言えるのだ。
この建物は郵便局だとすぐにわかる。古びた掲示板や昔そこで動いていたであろうインターホンなど懐かしさという感情をくすぐる。最も、元の局舎の実働期間にここにきたことがあるわけではなく、懐かしさという表現が適切でないのはその通りなのだが。
さて、局舎正面から向かって左側に怪しい雨除けと重そうな鉄扉がある。
これが集配ヤードで、集配をやっていた時代はここから荷物を運び出していたりしていたということである。
〜移動〜
さて車を走らせるとやけに大きい建物が見えてくる。
これが山形県内で唯一ある国立大学の附属病院「山形大学附属病院」である。
この中にも簡易郵便局があるので、送迎ロータリーに車をつけてもらい降りる。
ここはまた、地形が変な感じで送迎ロータリーが2階にあたる。
1階のような感じをしているので本当に不思議になるのだが、東京の某ホテルもショッピング棟の6階がホテル棟の1階にあたるという不思議な作りだったのでもう驚かない。
【3局目:山形大学附属病院内簡易郵便局】
訪問時間は9時28分。
さて、入院キットは受け取らずにエスカレーターで本当の1階に下り、どん詰まりまでいった先に局はあった。かといって静かで暇そうな局員がだらけているわけではなく、局員3人がひっきりなしにくる患者やその家族、病院職員の相手をしていた。
患者やその家族と思しき私服姿の人はどちらかといえばお金の支度でもせねばならないのか貯金窓口に多く、病院職員と思しきナース服の人や白衣の人、さらに家族の入院という心配そうな目をしているわけではなく、しゃんとスーツを着こなしたイケメンも郵便窓口を利用していく。
病院側としては招かれざる客だろうが、ここにドキュメント72時間など入ったらとても面白い人間観察となりそうだ。
ちなみに、ここの階のこの一角はさまざまな店が並ぶ専門店街のような様相で、花屋やファーストフード店も入っていた。
郵便局の真横のテナントはといえば我がファミリーマートなのでここで売り上げに貢献すベく缶コーヒーを1本買っていくことにした。そういえばここの店員さんの中に金の名札の店員さんがいたことには驚いた。社内資格の最上位「ファミマ master」なわけで、ファミリーマート本部の人と面接があったり相当難しい。
驚くことにそれをとっている人がいるとは・・・。
私の所属する会社でも病院内の店舗に1人だけいると聞いているので、病院の中の接客力を考えればそういう資格が必要なのかもしれない。
【4局目:東青田簡易郵便局】
訪問時間は9時46分。
東北にあるATM付きの簡易郵便局のうち実に3分の2が山形県にあるという。
その中の1つがここ東青田簡易郵便局である。
またここは普段から客が多いことが窺え、界隈的なものでは密かに話題となった電子決済対応の簡易郵便局である。
しかしこの日は局長さんがおらず補助者さん2人が勤務なさっていた。
多い時にはやはりここも3人体制で運営するというのだから下手をすれば直営の郵便局より人が多い。
直営局でも1人はないにしろ2人なんてザラにあることなんだから。
また、客の多さは他にも窺い知ることができて、貯金用の機械である「CTM」がこの局には2台配備されている。
初めから客の多さを見込まれての設置だったに違いない。
【5局目:山形南郵便局】
訪問時間は10時7分。
大きい集配局で主に山形市南部エリアの収集、配達を担当している。
実は訪問日以前に小型印が結構な斜め具合で押印されて帰ってきており、その関係で担当の方とお話ししたかったもののお休みだったので断念。
最も約束していない以上文句は言えないのだが。
大きい局舎は一昔前の「ゆうびんオレンジ」ふんだんに使われており、時代背景的に(大きい集配局なら尚更)赤に塗り替えられているかと思ったが意外だった。
また、ご当地ゆうパックシリーズの「さくらんぼゆうパック」の臨時引受会をやる旨が告示されており、とても香ばしい感じがした。
日取りは、訪問日の一日前!?取材すればよかったと後悔してしまった。
【6局目:山形南二番町郵便局】
訪問時刻は10時19分。
40年以上開設している郵便局だそうで、地域からの信頼も厚く見える。
局の中にミニギャラリーができていて、鉄道写真が多く飾られていた。
昔山形新幹線で走っていた400系新幹線や蒸気機関車の雄々しき姿も綺麗に撮られていた。
ちなみに、セリアが裏手にある街中という感じの立地で叔母がセリアでトイレを借りている隙に訪問に成功した(もちろん相談はしていた)
局舎向かって右側のヒダヒダがちょっと古さを感じさせる気もするのでもしかして開局3年後の改称時から建物は変わっていない?
【7局目:山形南原町簡易郵便局】
訪問時刻は10時28分。
11時1分の仙山線で山形駅を出発するのでそろそろ緊張する時間帯になってきた。
この簡易局もまた東北で6つしかないATMのある簡易郵便局。
しかし特筆すべきはここが東北で最も早いATMを設置した簡易局であるという点。
みなさんはATMの1世代前のCDという機械は知っているだろうか。
その時代から設置されている、とのことだった。
局舎は独特なフォントの質素な感じで、外付けATMのハコの上にエアコンの室外機が乗っているのがまた味わい深く感じる。
局特製のしおりをいただけてよかった。
ちなみに今は絵入りのゴム印用通帳の吸い取り紙として活用させていただいています。
【8局目:山形県庁内郵便局】
訪問時刻は10時39分。
今の郵便局は昭和58年くらいに県庁が建て替えした時から。
それ以前の旧県庁舎の頃にも県庁内郵便局はあったと思われる。
郵便窓口の案内看板が郵政書体っぽくなっていたのがとても面白い。
この時点で山形駅前郵便局はスルーし山形駅にここから直接行く決断をすることとなった。
ちなみに、県庁向かって左側が郵便局で反対の右側は山形銀行の支店なので駐車場の位置によっては反対側までちょいと歩く。
もしかして郵便作業室もあったりするのだろうか?そこがまた気になる。
ここまで長々とレポをお読みくださりありがとうございました。
山形市内の郵便局めぐりをつらつらと書かせていただきました。
次回は仙山線の車内レポを書きつつ6月末で廃止する作並郵便局へ向かいたいと思います。
ぜひぜひ次回もよろしくお願いいたします。
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