そてつ 旅行ブログ

旅行からは逃れられない運命なのさ…。

ゴールデンウィーク、湘南にレジャーしに行った話。

みなさんはゴールデンウィーク、何されていただろうか。

私は誕生日があったりコーヒーを淹れたりなんだかんだ忙しい日々を送っていた。

ちなみに、5月4日は一歩も外に出ていなかったらしい。デスクワークで肩を凝らせていた。

さて、誕生日であった5月3日であるが私は湘南にいた。

湘南で何をしていたかというと野外学校FOSのシーカヤック企画に参加していた。

野外学校FOSについては下記サイトをご参照いただきたく思う。

masa-fos.com

本記事の作成にあたり、カメラを忘れていってしまったので、写真は携帯電話で撮影したものとなることをご承知いただきたい。

 

さて、朝6時30分過ぎの東海道線で旅は始まった。

普段は近距離での移動が多いので東海道線と言っても京浜東北線での移動が中心なのだが、今回は湘南色の方の東海道線である。普段とは違った要素〜としてボックスシートの確保を試みたものの普通に失敗してしまった。ゴールデンウィークを舐めていた。

しかしながら、こちらも京浜東北線には存在しない、ボックスシート裏の2人がけで非日常欲を満たしたのでそれでよかろう。

 

大船でボックスシートの一角が空き、めでたくそちらに移動となった。

しかし、私は江ノ電に乗り換えなので藤沢までの1駅を座ることになったのだが窓側席に座るとすぐに降りることになって通路側席の方に迷惑になってしまう、と思った。

そこで私は「次でおりますから、お席を交代しませんか?」と通路側に向かい合ってお座りの体育会系のおじさんに話しかけてみた。

快諾していただきおじさんは2人で並んで話ながら移動なさって、私は迷惑をかけずに済み、これがwin-winの関係というものか、と16歳になった時に身にしみて感じたのであった。

 

さて、藤沢に到着する。今日は家族同伴の旅行なので単独行動ができないのは少し辛い。

まだこの時はシーカヤックなんてとても簡単だし、帰りにはこの間新規開局した「湘南モールフィル郵便局」でもよってから帰ろうか、と思っているところであった。

 

さて、朝ごはんは富士そばである。

別に他の店でも良かったのだが箱根そばも7時前にはやっておらず手近でご飯にありつけるのは富士そばだった。

 

「チェーンだからおいしさは保証されているしね。(父親談)」

 

さて、私はきつねうどんをいただく。「富士そばなんだからそばを食べろよ!」と思うだろう。しかし、私はいつもうどんばかり食べる。別段、そば嫌いというわけでもないのだがうどんの方がすきでうどん?そば?と聞かれたらなぜかうどんを選んでしまう傾向にある。

富士そばのきつねうどん。わさびもそこまで辛くなくとても美味しかった

美味しい朝ごはんを食べたらいよいよ海に向かう。

海に向かう、と言っても直接海に向かうわけではなく、川から漕ぎ出す形らしい。

江ノ電は、百貨店の2階にある。

デッキでバスロータリーを超えて、ようやっと改札口に着く。

私はパスモを持ってきたが関東の人間のくせして一丁前にICOCAを使っているのでチャージできずに切符を買っていた。こういう時に損しているのを見ると、あ、PASMOも持ってきてよかった、と思った。

改札口から青い電車が見える。レトロな塗装になっているのか、と勉強になった。

そもそも江ノ電に乗るのも7ヶ月ぶりかそこらなのでこんな車両が走っていたか記憶が曖昧で思い出せない。

青色のレトロ江ノ電車両。今回はこれに乗車する

備え付けの駅スタンプもついでに押してみる。

私には記念スタンプの正しい押し方はわからないしそこまでこだわる方ではないのだがせっかくなら押してみようと思って押していった結果、たまっていったポストカードが4冊分のファイルになっている。

スタンプ台などの出費はない代わりに押している台紙の出費がある程度あるのは痛いがそれほどおおきい金額でもないので我慢しよう。

藤沢駅の駅ビルとホームと電車が描かれる駅スタンプ

江ノ電路面電車としての景色(=江ノ島〜腰越間)や有名漫画の舞台となった踏切(=鎌倉高校前〜七里ヶ浜間)などが有名でそちらに外国人客や観光客が集まる傾向にある。

それと同時に鎌倉を観光していくケースが多いため、鎌倉駅は混むが反対側の藤沢駅鎌倉駅と比較すると空いている傾向にあるといえよう。

ゴールデンウィークであるということで必ずしもガラ空きということはないが、それでも着席できる程度の乗車人数に落ち着いた。

 

藤沢駅を出ると高架から降りて行く。何か大きい道路を越えるためなのかと思ったが地図を見る限りそういうわけでもないらしい。単純に駅前ロータリーがある都合上、踏切があっては邪魔だから、ということなのだろうか。

 

石上の次の駅は鵠沼である。神奈川県内では指折りの難読駅名と言えるかもしれない。

これは「くげぬま」と読む。

しかしながら、小田急も含めこの地区周辺に「鵠沼駅グループ」があり、江ノ電鵠沼小田急の本鵠沼鵠沼海岸の3駅があることから放送を聞く、車内モニタを見る絶対人口が多いためクイズなどに出ることはあまりない。

 

(編集記:鵠でゲシュタルト崩壊を起こしています。)

 

「車内モニタ、ひらがなで書いてくれるの読みやすくていいね(父親談)」

 

さて、そんな鵠沼の次の駅、湘南海岸公園駅で私たち家族は下車する。

駅は両端に出口がある上、カーブの途中にあるという厄介なもので、車掌と運転士が互いに安全確認など連携して業務に就いていた。

サーファーや波が描かれた綺麗な外観の駅舎はとても美しくみえる。

きれいに塗られた湘南海岸駅舎。このデザインは好き

江ノ電は客の多さ(=儲かっているであろう)に怠けずに駅の美化や細やかなサービスも忘れていないので好感がもてる。

天井には雲が描かれていて、海と雲という江ノ島の象徴的風景を示したいい駅舎であった。

雲で文字を表しているようにも見えなくないが、なんの文字かわからない

しかし、それよりも土地柄を感じだのが「海まで徒歩10分」の看板。

どこの地方鉄道にも書かれていないユーモアな感じがさらに旅の楽しさを掻き立てるものである。

最も、海はこの後船を漕いで行くのだが。

天井から吊られた海まで10分の看板。駅名につられて降りる人が多いのかもしれない

地域特有のボート小屋からは続々とカヤックが運び出されてきた。

私たちは西浜橋からスタートして江ノ島の方に向かったのである。

私はこのように漕いでいるのだが日焼け止めなしで漕いでいたもので一週間経っても足の日焼けが治まらないことをここに報告しておく。

日焼け止めを塗るべきだったと後悔した瞬間の写真

皆で舟をこぐ。海に向かって楽しんで進む。

ここでみなさまに海から見た江ノ島をご覧いただこう。

人を写すわけには行かないので変な写真かもしれないがご容赦いただきたい。

舟から見た江ノ島の風景。とてもきれい。

江ノ島へ向かう橋はとても混んでおり、すり抜けるバイクの音だけが響き、四輪車は1周回って静かであった。

アイドリングストップは静寂をも生むと言うことがわかってしまった。

対して、人道橋はとても混み、その上多言語が聞こえる大変にカオスな空間であった。

後でトイレに行ったときに画商がいるなど本当のカオスを体験したのである。

 

一方、海の上は弁天丸が時たま通る程度。弁天丸の乗客と観光気分で「イェ〜イ」と互いに叫び合ったのはいい思い出である。

右手には富士山を望みつつ弁天橋をくぐり浅瀬に入り、浜に上陸する。

上陸。江の島がさらに近く感じる

浅瀬に入る前、ジェットスキーの流れで進みづらく海上保安庁ジェットスキーに警戒に来ていただいた。

こう言う時に心強い存在である。

 

さて、寒さに震えつつまた舟に乗って帰る。

今回、私は写真艇なので漕ぎつつ後ろの人と互いに写真を収めていく。

同じルートを遡る形で帰って行き、スタート地点に戻ってくることができた。

さて、皆が心待ちにするは帰りの話だろう。

正味、カヤックの話は諸旅行オタクの皆様には関係なかろう、

と言うことで、湘南海岸公園駅から帰路の江ノ電に乗る。駅前にレストランを見つけたが完全予約制で聞きに行ったらお客に白い目で見られた挙句、店主にはドアの鍵をわかりやすくかけられ、本当に嫌な気分だった。予約をとってでも二度といくことはなかろう。

 

気を取り直して江ノ電に乗車する。行きと同じ青色の車、行きと同じ景色だったので特に言うことはない。

帰りの湘南海岸公園駅での一枚。行きとおなじ車両だった

藤沢に到着し、ジェイアールの駅に向かう。

とてもではないが疲れが凄まじく、湘南モールフィルなど向かう余裕はなかった。

昼ごはんは高級レストランに失敗したので駅そばという名のうどんでも啜ろうかと企んだ。

藤沢駅大船軒藤沢そばがあるのでそれを目指すべく、階段下のわずかなスペースを目指す。

狭く暗い店舗は電気が消えていて、一見して営業していないと言うことがわかった。

今日はゴールデンウィークだった。全く忘れていた。

 

悔しい思いで隣の大船駅の浜そばを目指して行くとする。

最も、同じ営業会社なので味に、メニューに変わりはないのでどちらでもいいだろう。

今回は、うどんにちくわ天と生姜焼き丼をセットにしてみた。私は元来少食なのだが、運動の後はお腹が空く。

濱そばのメニュー。全部美味しかった。

すきっ腹にはちょうどいいメニューである。

 

さて、腹ごしらえが済んだところで、今日はもう、帰ることにしようと思う。

東海道線でビュンと帰る手もあったが、この後の予定はないし、お腹いっぱいでとにかく眠いので、根岸線でゆっくり寝ながら帰ろうと思う。

 

目が覚めたらそこは横浜だったとさ。めでたしめでたし