そてつ 旅行ブログ

旅行からは逃れられない運命なのさ…。

【まぁ速報】宇都宮LRT、開業の日の様子(@芳賀町周辺) #1

8月最後の週末となった、8月は26日土曜日。 

土曜日という日取りと、夏休みということが相まってかたくさんの子どもの姿もあり、長年旅行を愉しんできたであろう、腹の出たおじさんの姿もありで大盛況だった。 

 

朝は630分、起床。場所は東横インのとある部屋である。 

これはなぜかといえば、東横イン会員であったものの普段ロクに使っていなかったので徹夜組がいるであろう宇都宮駅周辺で少しでも安全かつ安く宿泊がしたかったということである。 

6時からの無料朝食を食べようと着替えを始める。 

本当は、荷物を置いて一度部屋に戻ってゴロン!というのも考えたのだが、朝から取材せにゃ男じゃねえ!と謎のプライド?を発揮し、チェックアウトの準備をして飯を食い、チェックアウトまでを済ませた結果、後で後悔したのはまた別の話。 

 

朝食はとにかく食べる。

 

▲ご朝食。無料とは言いつつ宿泊料の中に入っているだろう。元は取りたいよね。

1日のエネルギーとかより「無料だから」という理由は大きい。 

そんな養護教諭みたいなことを言う暇があればとっととホテル代の食事代分くらいは元を取りたい。 

最も原価の話をすればそんな話、夢もいいところなのはわかっているので気にしないこととする。 

 

駅、意外と空いている??

 

私がいたホテルは西口と言って、LRTのない方、言うなればじゃないほうのホテルだった。 

なので東口まで移動しなくてはならなかった。 

JRが以前から設置していたであろう東口の看板がある。 

ここにも「一般の乗車は15時以降」と書いてあった。 

▲以前から設置されていた証拠に一切、ライトラインの文字がない。この看板もいつか更新されてしまうのだろうか?



んで、LRTの青看板のおかげで真新しく見える跨線橋 

およそ東口にはここを通らないと向かえないので従来からあるものだと推察する。 

ここで、乗車整理券の配布やらマナー喚起の張り紙があった。 

▲やけに豊富な張り紙たち。新線開業ともなれば人も多いはず・・・

しかし、その列が一向に見当たらない。 

本来、新線イベントと言うのは大混雑するはずだし、ここでも整理券について触れていたので一切列がないと言うことはあり得ない。 

しかしながら私は並ぶわけでもないので、ここはゆったりと東口に向かお・・・う!?!? 

 

階段を降りる時に気がついた。おかしい量の人がいる 

ざっと見るに150人くらいだろうか? 

まぁ当然ながら、乗り場の付近に待機していたということになる。 

確かに跨線橋はやけにがらんとしているように感じたがここまでだとは思わなかった。 

 

▲がらんとした跨線橋と対照的に1階は人口密度がすさまじい。みんな乗る人たちだから大混雑である

整列はされていたので脇をすり抜けて外に出る。 

私自身、実は人混みがそこまで得意ではないので、あまり長居したくはない空間であったことは間違いない。 

 

外に出て、ひとまずLRTの線路を越えようと画策。 

式典関係でまだ駅の方にはバリケードがあったが、線路を横断歩道として渡る分には信号の許す限り問題ないようだった。 

ちなみに、路面電車の軌道敷だと気が付かないことを防ぐために路面には「はいらないで」と大きく記されていた。 

 

▲はいらないで!!ちょっと見えづらい気もするなぁとか思ったり思わなかったり

東宿郷

駅前のファミマに立ち寄った時点でこの辺りの字はすでに宿郷になっていた。 

そんな中、東西に結ぶLRTの最初の駅が東宿郷、となる。 

駅前のニッポンレンタカーをはじめ、周辺ではスタッフ用だろうか、テントを張り熱中症対策らしきことをしていた(詳細は利用していないので不明) 

▲レンタカー店、コンビニ、駐車場。至る所にテントが張られていた。

ちなみに、東宿郷駅、宇都宮からすごく近く、写真奥に見える信号機が先ほどの「はいらないで」と言うことなので、後で重宝する駅となる。 

 

▲体感的な話をすると200mないんじゃない?という気分。走って電車に追い付けた。

 

大塚商会の交差点に着いた。 

この交差点はこの後のパレードでの交通規制の終点である。 

時間が許す限り交通規制敷設の様子を見させていただこうかと考えてきたのだ。 

 

ところで、その前の企業に置かれた花壇にLRTに似たオレンジ色の花が咲いている。 

また、プランターにはLRT応援みたいな書かれ方をしているものでやけに気になった。 

ちなみにその後、設置した張本人の自治会長さんとたまたまお話しすることができ「もうちょっと花咲くの早ければなぁ」と彼は満足していないご様子だったと言うことを書き加えておく。 

▲花壇に書かれた、LRT開業記念。肝心のお花は撮り忘れた


 

規制!ヨーイ!

 

829分、東方向から一台の青いバスがやってきた。 

見る人が見ればわかる、機動隊のバスだ。 

▲規制開始までおよそ1時間。機動隊は待機を開始した。

東京ならば都心に行くとほぼ確実に見れるので見応えはないが、栃木ではこう言う大きいイベントでもないと見ないのか地元の子供たちが興味津々と言った様子で見ていたのはこちらとしても面白かった。 

結局、バスは規制区間の始まりのところで待機していた。 

 

そこから1時間ばかり散歩をして925分ごろに元の大塚商会前に戻る。 

ちなみに近隣の東宿郷交差点では機動隊員が続々とバスから降りてくる光景が目に入った。 

暑い中の勤務、誠にお疲れ様でございます。 

 

▲東宿郷交差点では続々と仕事につく隊員さんたちの姿が。かっこいい

そして927分。 

本規制開始3分前にバリケード張り出しを開始。 

警察がガラガラと引き出してきた。班長のようなポジションの隊員さんだろうか、「線路手前までね!」という指示が響く。ちなみに線路にはもっと小さなバリケードが設置されていた。 

 

▲規制完了。ちなみにこの交差点手前の直進車線もコーンでふさがれていた

規制は見たもののパレードを見ないとはどういう冒涜だ!と思われる方もいらっしゃるかもしれない。 

しかしながら、それとこれとはまた別の話で人混みが苦手な私には耐えられないと、知り合いの車で芳賀方面にひと足さきに向かうというルートを選ぶことにした。 

その後、号外を見た私があまりの混雑が写された写真に「いなくてよかった」と安堵の声をポロリと漏らしたのはまた別の話。 

 

道路から見るLRT

 

LRTは軌道、いわゆる路面電車とも言えると思う。 

せっかく芳賀まで1番列車前に車で走るということならば、道路から見てどうか、というのもレポートするべきだろうと思い、このセクションを作った。 

さて、まずはここ。

LRTは道路と別れ、大きなカーブを描く。少し南に行くと車両基地もある


 

道路と外れて右側(方角でいうと南)にずれる部分。 

この先、小学校近くの電停と鬼怒川を渡るため、少し南の橋が空白となっているところを通っていくらしい。 

 

なぜ、現在ある道路橋の隣にLRTの橋というのではダメなのかというところだが、そのまままっすぐ行くと作新学院という学校があるから、だと地元の方は話していた。 

なんでも議員さんの出身校だとかなんとかで、まぁ政治がらみでこのルートになっているというのもあるらしい。 

最も、現市長の任期中に完成させると意気込んで多少詰めの甘いまま作り出して試運転時に脱線した路線という逸話もあるくらいだから、政治の関係の匂いがぷんぷんするのは間違いない。 

 

お次は鬼怒川を渡る橋の下に来てみた。 

▲鬼怒川を渡る橋の真下。まだ工事は続く。

詳しい方曰く、ここは夏になると増水して毎度工事が止まる箇所だった。という。 

まぁ、夏の間に工事ができないのですっごい大雑把な熱中症対策みたいなものだろう、違うけど。 

もちろんお休みの間は他の工区もあるだろうし、建設業は侮れないですね。 

いつもありがとうございます。 

ところで、ここはまだ開通後も事後工事があるのか、建設中の看板が残っていた。 

LRTが開業しても終わらない仕事というのは大変なものだろう。 

 

鬼怒川の旧国道にかかる、青緑色の綺麗な橋を渡る。(LRT1下流の橋) 

 

▲色もさることながら、旧国道というのもすごい。隣の橋は現国道

だんだんとLRTが高架から下ってきたのがよくわかるようになったあたりで、次の立ち寄り地飛山城跡の電停に到着する。 

LRTが地上に近づいてきた。すぐそこは電停

車なので、一旦止めてみてみるが、まだ開業当日とは思えないがらんとした感じで、驚きを隠せない。 

▲「家を買って建てたはずが建ってなかった」時のような寂しい感じの駅前

ロータリー(とも言えない何か)への入り口は高速のスマートICを感じさせる感じ(まだコーンがあるからかもしれない)で、今後の発展がとても気になる駅だ。 

 

さて、最後にこのLRT最大の難所として君臨する最終電停前のベタ踏み坂。 

▲有名な橋のベタ踏み坂と同じくらいかもしれない。

何が面倒って、綺麗な谷の形になっていること。 

後で乗った時に思ったのは、下り坂なので当然ブレーキをかけて、その後すぐに加速しなくてはならず大変だなぁという感じだった。 

 

ということで駅に到着した。 

下野新聞の記者さんと雑談したりLRT乗ったりした、後半戦はまた次回。