そてつ 旅行ブログ

旅行からは逃れられない運命なのさ…。

ふらりと都立大学周辺を散歩した話

ゴールデンウィーク、明けましたね。

あけましておめでとうございます。

このブログは私の誕生日(5/3)に開設いたしました。

誕生日祝いにtwitterでもフォローしてやってください。

 

宣伝です

メインアカウントです。

twitter.com

 

サブアカウントです。ボケが思い浮かびません。

twitter.com

 

大学のない都立大学駅

ゴールデンウィーク最終日も近くなった、土曜日。

私は都立大学に降り立った。

東横線の高架駅の中でも私は普段、あまり降りることがなく常より興味があった駅だった。

高いところにある都立大学からさんぽは始まる。

この日はゴールデンウィークで期限が切れる諸スタンプラリーを少し攻略しようと思い立って自転車にまたがっていたのだ。

 

この駅は大学誘致の関係でこの駅名になったが結局大学はない。

都立大学は南大沢と飯田橋にあるんだったっけ。

元の駅名の柿ノ木坂に戻した方が駅周辺の良さが伝わってよいと思うのだが、住民の反対多数で今後もこのままでいくらしい。

ちなみに、隣の学芸大学駅も同じく碑文谷駅だったものを大学誘致に合わせ改称した。

こちらは一時期誘致に成功し、学校があったものの現在は小金井市に移転して実態のない「学校駅」になっている。

 

「両駅を柿ノ木坂と碑文谷に改称し直す会」がいまだにどこかで発足していないのがやはり馴染んでいる感じを象徴しているのだろう。

 

さて、高架の駅を発つ。

駅から少し歩いたところで目黒通りを渡る。正式名称は東京都道312号。

港区白金高輪近くの交差点を起点としている。今度そちらの方にも行こうと思う。

都立大学駅近くを走る目黒通りの風景

地図をひもとく

信号待ちのとき、ふと周りを見て地図があることに気がついた。

平成16年設置の地図らしい、相当な数、テプラで訂正がされているのが特に気になるところだ。

ちなみに私が平成19年生なので僕が生まれるより前の地図なのだ。

テプラは18年間の時の流れが映し出されているものだろう。

平成16年設置の地図。中国語で目黒区政府と書かれているのが味わい深い

特に、地図中のこの表記、桜修館中等教育学校とテプラで上書きされているのがわかる。

テプラで訂正がされた表記。このころは都立学校再編の過渡期だった。

これは看板が作られた当時、中等教育学校の開設準備室しかない段階だったので、この地にあった都立大学の付属高校で地図を作成し、後から書き直したということだろう。

そして、このテプラの下には「都立大学付属高等学校」ないしは「都立大学附属高校」と書かれていたのだと思われる。

 

さて、見覚えのありそうな赤色の看板を掲げる建物が見えてきた。

カーブの先にあるのは郵便局だ。

都会ながら多少汚れの目立つ建物は味がないとも言えない状態である。

局の歴史は昭和8年からあるようだが、建物は流石に一度建て替えられているのだろう。

目黒柿の木坂郵便局。ここは都立大学の名ではなく字名を名乗る

さて、少し進む。

常圓寺に立ち寄ってみる。

日蓮宗のお寺のようだ。

常圓寺の門柱。いいお寺だった

大きな本堂に参りつつ、ほかも見てみたいと思う。

目黒区の文化財なのか目黒区教育委員会の看板があった。

目黒区教育委員会設置の解説板。「第一号のケヤキ」は大きすぎて写真にならなかった

いつもの原文ママで書き出してみようと思う。

『寺伝によれば、小杉山常圓寺は天正18年(1590)日信上人を開山として開かれた日蓮宗の寺です。山号寺号は開基の小杉甚七(法号、本理常圓信士)の姓と法号に由来します。

 寺宝の「釈迦如来涅槃之図(大涅槃図)」は縦407cm、横220cmの大きな掛軸で、釈迦が涅槃(臨終)に入るときの場面が描かれています。これは碑文谷法華寺(現、円融寺)に納められていましたが、当寺開山の際に移されたと伝えられています。毎年2月15日の釈尊涅槃会にて開帳され厚い信仰を集めています。

 他に、日蓮宗の開祖日蓮聖人が自ら彫ったと伝わる「剣難除祖師像」や、本堂手前左の妙見堂には妙見菩薩及び七面天女の像が安置されています。

 境内の雌株の大銀杏は樹齢およそ300年の大木で、目黒区の保存樹木第一号です。」

とのことであった

寺宝などは撮影できないほか基本的には開帳されていないものだろうから、今回のブログでは取り上げないことにする。

しかし、2月にまた来たいと思う。

 

お寺の目の前の坂を上る。

これが件の柿の木坂かと思いきや「天神坂」というらしい。

坂の中腹に北野神社があり道真を祀っていることからこの名前となったらしい。

と、解説道標があってそれを伝えているのだが、この道標のある場所にパーシモンホールがあることも完全に惑わせ材料となっている。

天神坂の解説道標。東京では坂の解説はよく見るのだが他の地域ではどうなんだろうか。

パーシモンは知っての通り、柿だ。

八雲一丁目アパートという団地が併設されているらしく庶民的なまちづくり(ホール周辺だけ変に着飾ったりしていない)のが高く評価できる点だろう。

案内地図で見る団地とホールの位置関係。こういう街並みは評価点が高い(そてつ調べ)

まぁ、ホールで公演をするわけでも見るわけでもないので入り口だけ見て帰ろうと思う。

 

天神様

交差点の横断歩道を渡り、坂の中の天神様に参ろうと思う。

今回のお散歩はいつもよりお参りしまくっている気がする。

まぁ、祈るという民俗文化は大切なことだから悪いとは思わないが。

入り口に柿の木坂の天神様という案内看板があった。

御神体の天神の下部に先ほどの常圓寺の住職が再興されたということが記されていたらしい。

寺だろうと神社だろうと神体を再興する常圓寺の住職様には感服である。

もちろんここも高校生なので訪問しておくとしよう。

学業成就学業成就!!はー!(祈)

写真は鳥居だが、きちんと本堂にお参りしたことを書き加えておく。

本堂の横にある「商和会の御神輿安置所」が特徴的だった。

ここ数年はお祭りもできない状況だっただろうし、今後いつか御神輿の復活した祭りが見られることを願うばかりである。

しかしながら御神輿が壊れたりしてしまった際の修復費用は相当なものだから、そうなってしまっては再開は望めないかもしれない。

綺麗な状態で保存されていた上でまた神輿を見に行ける社会情勢の変化と娯楽の変わりように期待である。

御神輿安置所。文字の並びと言い倉庫周辺の静けさといい満点である。

さて、今回のお散歩はこれくらいにしようか。

本題はスタンプラリーでこれは本行程からすれば蛇足だからである。

駅に帰り、駐輪場に止めた自転車に跨るとしよう。

 

今回も読んでいただきありがとうございました!!