みなさんは青パトというものをご存知だろうか?
青パトは自主防犯活動の一環で警察車両などの緊急車両が赤色の回転灯を用いるのに対し、名前の通り青色の回転灯を装備した車両で警戒にあたる活動で、2004年から届出の上で回転灯を装備し、警戒走行をすることが許可されるようになった制度だ。
ボランティア活動で財政に余裕がない団体が多く、車両はさまざまな中でも一般団体の運用するものは軽自動車が多いという特徴がある。
しかし、千代田区の青パトは一味違った。
上智大学の近くに停車していたのを発見して撮影した写真がこちらである。
前例からしてコンパクトカーのヤリスあたりかと推測したが、裏のエンブレムを見て驚いた。
アクアだった。
しかもこのアクア、フロントフォグの付近など一般の車両では見たことのない装飾がされたり、助手席側の視界を補うためにミラーの上に付加補助ミラーが取り付けられたりと一般車でもあまり見ない青パト改良?が施されている。
一瞬2WD車の標準装備品なのかと思いトヨタのHPを検索したが情報は出て来ず、そしてまたアクセサリー品にも情報がなかったので本当に謎が深まるばかりとなってしまった。
有識者の方はお教え願いたい。
また、この車両、地方の財政カツカツ団体とかと異なりスピーカー付きの青ランプを台付で装備している。このような細かいところにも千代田区の財政事情が伺えるというものだ。
では、なぜこのような車両になったかを考察してみよう。
私なりの考察なので間違った点があるかもしれないことをご了承願いたい。
・なぜアクアなのか
標準仕様がハイブリットで環境にやさしく、また静音である点が大きいと思われる。
千代田区には高級住宅街などもあるだろう。そのような中で環境にやさしいという点と深夜警戒時の騒音対策という点を対策できる車両としてうってつけだったのではないか。
また、コンパクトカーで細い道や小回りが必要な場所でも安全に通行できることも大きい利点ではないか。
・なぜ装飾を多くつけられるか
高級住宅街を擁する行政区である以上相当の税収があると思われる。
税金を区民に還元する方法として防犯の面で選定されたのが青パト活動だったということではないだろうか。
青パトは防犯活動において重要な意味を持つ車両である。
今後とも地域の防犯を守ってほしいと思う。