浜松町から外回りで4駅先、品川に到着した。
ここで、もう1人の旅の参加者と合流し、東海道線のホームに向かう。
今回は概ねこの3人で進めることになりそうだ。
東海道線はこの車両。鉄オタの彼らによれば少し古い形式なそうな。
普段何気なく乗っていた車両ながら製造差があることをわかっていても驚いてしまった。
ひとまず横浜まで2駅間であるし、ゆったり座るほどでもないので、端っこのバリアフリースペースを陣取る。
もちろん、必要とされるかたがいらっしゃったら退くつもりで陣取ったが、今回はそういうかたがいらっしゃらなかったことをつけ加えておく。
ところで気になるのが、ここ。
このボタン、ここまでメカメカしかっただろうか?
私の記憶が違わなければ、もっと丸っぽく綺麗なデザインだった気がしたのだが。
もし、トイレのドア開閉スイッチ研究家の方がこのブログをみていらっしゃったらご連絡願いたいところである。
品川を出て少しすると山手線の外回りが離れていく。
僕ら東海道線はこの先、京浜東北線と同じく大井町、大森、蒲田方面に進むのに対し、山手線は品川区の大崎駅に向かっていく。
早速、大井町を通過。山手線の車両基地があり、車内に僅かにいる子供たちは一斉に釘付けになる。
ちなみに、今回の旅の3人は僕以外の2人が鉄道好きなので、きちんとその2人も釘付けだったようだ。何も特別な車両などは見えなかったようだが。
東海道線に乗っていたエドワード・S・モース博士が貝塚の一部を車窓から発見し、発掘したことでこの地が日本考古学発祥の地とされている。
また、大田区と品川区に跨った大きい遺跡であったことから品川区も公園を設置しているのでぜひ、大森周辺に来た際ははしごするのがとてもおすすめということを書き加えておく。
ちなみに大森駅のホームには日本考古学発祥の地の碑が建っているのでそちらもぜひ見るべきだ思う。
謎の小さい電車がいることに気がついただろうか?
実際ここは車庫になっているので大きい電車がいることはだいぶ有名なのだが、小さい電車、というのはやはり驚くことが多いだろう。
ここはJRのトレーニングセンターで主に駅員になる人が基礎知識をつけるためにトレーニングに来る、と聞いたことがある。
また、ワイヤレスイヤホン転落防止のポスターや記者発表がここでおこなわれたことも一部では知られている。
架空の駅「志茂田」と「大田」が設置されているのでもしなんらかのポスターで志茂田、大田という駅名が目に入ったらここで撮影されたということになる。
横浜に到着した。
崎陽軒を横目に下の改札階に降りる。
ここで同行者さんが根岸線のデジタルスタンプラリーの広告を発見。
急遽少しだけ参加することになったのはいうまでもない。
しかし予定は予定。件の根岸線に乗りつつ横浜中華街を目指す。
最寄りの石川町駅で下車。
すると、なんらかの列車が通過するというじゃないか。
もちろんこの区間に快速運転はないので鉄オタさんたちが一斉に反応。
「貨物か何かでしょ」と言っていたら単機列車が来たので驚いたらしい。
せっかく中華街に来たからとひとまずは中華料理屋を探すことにした。
ごまんとありそうな駅前は意外と少なく、パッと見つけたのは餃子の王将だけ。
ここでもいいけどさすがに王将は、、、笑との意見で却下となった。
中華街の門をくぐり中華街に入る。
中華街の中には超級市場なるものがあり超級が直訳され「スーパー」と書かれていた。
超級市場が筆書体なのに対し、スーパーがゴシックなあたりが味わい深い。
それよりも5月末の人混みが凄まじ過ぎてもうつらかった。
ひとまず同行者さんについて行って街を歩いてみる。
ところで、自販機の水をふと見たときに倒れてしまいそうになった。
1本、140円。
ちなみに、参考までにファミリーマートの水の価格帯を。
ファミマルの軟水「津南の天然水」と中硬水「霧島の天然水」は税込108円。
これはほぼ全国共通の価格なのでいかにこの自動販売機が高いかわかる。
このことを要してインバウンドビジネスというのではなかろうか。
観光地の価格は買わずとも見るだけならば面白い。
一旦端まで着いたので折り返していよいよお昼ご飯のお店を決めるとしよう。
ところでシックなお店がある。
なんかマクドナルドみたいなカウンターがあって、綺麗な店内がなんの店だか錯乱させてくる。
んで、店名を見ると、驚き。
崎陽軒とあるじゃないか。あのお弁当屋で間違い無いのだろうか。
次回1人で来た時には寄ってみたい店舗でもある。
そろそろ真ん中の門に到着するというタイミングになってきて、そろそろお昼の場所を決めなくてはと焦り始める。
同行者全員がロクに横浜中華街に来たことがないという残念な展開の中でなんとか華龍飯店というお店に辿り着いた。
まぁ、ろくな話もしていないし、半年前のことなので、話した内容の詳細は割愛させていただくこととする。
私はチャーシューメンをいただく。
中華街のチャーシューは普段のラーメン屋のチャーシューと何が違うのか、少し赤めである。
チャーシューは基本的に豚なので生焼け的な赤じゃないか多少心配になったが、半年経っても体調を崩していないので着色なのかもしれない。
赤いチャーシューにどういう意味があるのか、詳しい方は教えていただきたい。
もちろん小籠包の肉汁に熱っ!となるお決まりコントを挟みつつ、綺麗に平らげた。
代金は同行者の先生にいつの間にかお支払いいただいていたようで、本当にありがたい限りである。というか、本当は出さなくちゃならないんだろうけれど_
当日はたまたまお祭りがやっていたようで、せっかくなので見ていくことにした。
芸能人だかなんだかも演舞をやるようで、なかなか面白そうだ。
中国の祭りはともかく派手で、だんだんと爆竹が大きい音になってきた。
今、どのあたりに群衆がいるのかがよくわかる。
僕らは中心の門の近くの比較的いいポジションを獲得したので少し見ることにした。
何かが踊ったり、獅子舞のようなものだろうか、龍が舞い、それが人に噛み付くなどしていた。
龍が舞ったあたりで満場一致で「そろそろ行こうか」となり、駅の方に向かうことにした。
皆でカフェで話をしつつ、ゆっくりしたらば、どこにいくかの話になるわけである。
このタイトル、全くしょうもないと思うだろう。
このタイトルの元ネタは、私の旅行当時の以下のツイートである。
後で見るならば、驚くほどしょうもないのだが、当時は満面の笑みでツイートしたものである。
いそごへ急ご〜! (@ 磯子駅 in 横浜市, 神奈川県) https://t.co/oDcrjCczJ5 pic.twitter.com/8FE5f0eJGp
— そてつ!!!!!!!!🌴 (@sotetsu_katsudo) 2023年5月27日
磯子駅を少し歩く、というのが私ら一行の旅の結論だった。
人混みから離れるということが選択の一点、次に当時やっていたデジタルスタンプラリーのポイントであるということが一点。以上二点からの選択である。
本当はもっと住宅街の方へ行っても良かったのだが、あんまり乗り気がしなかった。
なぜだろう、私にはよくわからない。
人生初の「話せる指定席券売機」を眺めてみたり、ちょっと古めかしい出口案内の看板などもみつつ、今回の旅は終わりを迎えた。
余談を書く余裕があるならば、帰りにみなとみらい線に乗ったのだが元町・中華街で折り返し乗車をする人が意外と少なかったというのが実直な感想である。
観光地の電車にしては意外なものであった。