5月22日、朝。
私は頑張って自転車を走らせていた。
寝坊ではないものの、色々とやっているうちにこの時間になってしまった。
今日は川崎市川崎区に向かう。目的地は5月22日に移転した川崎大島郵便局。
9時に間に合うようにと、頑張っているのである。
結果からお伝えしよう。間に合った。
8時57分に到着することができた。
5人ほどのギャラリーと施工会社だろうか、“職人”という表現がぴったりなおじさま方に見守られ無事開局した。
私が到着して自転車を止め、局前に移動したあたりであろうか局内から盛大な拍手が聞こえてきた。
開局のセレモニーをしていたのだろう。
しかし、新規開局ではなくただの移転のため盛大なテープカットや局長挨拶などは行われないまま、9時を迎え客フロアに誘導された。
この日は南関東支社内ではここだけだが、四国支社では新規開局の高松多肥局(香川県)、関東支社では移転の栗原局(茨城県)、東海支社では移転の大垣稲葉局(岐阜県)、近畿支社ではどちらも移転の宇治橋局(京都府)と住吉神ノ木局(大阪府)があるという一大イベントデーだったため良い感じにお客の分散が起こったのか、私が一番のお客として南関東支社の方に公認をいただいた。
郵便局の開局、移転などといえば「記念品」だろう。有名どころではペン、エコバック、印鑑ケースなどが過去に配布されていた記憶がある。
今回は「布巾」だった。もっとも、記念品のために郵便局に行っていると思われるのは大変に心外なのでこの話はここでやめにしておく。
貯金をしてゴム印をいただく。ゴム印は掠れ具合などを勘案しても局名の変更はないので前の局から持ってきたものだろう。
そういえば、前の局に訪問した際「新局初日だと住所入りのゴム印が配備されてないかもしれなくて・・・なんだか電話番号が決まるのが開局ギリギリになるみたく、作るのが間に合わないかもしれないんです。」と言っていたがどうなったのだろうか。これは気になるポイントであったが聞くことができなかった。
ところで貯金の時に変わったものがあることに気がついた。
番号札の発券機だ。元の局では古いタイプの年季が入ったものだったが新局では新しいTQ300Pに更新がされていた。
今日発送せねばならない郵便も一通り差し出し、箸休めということで、局内を一周する。
郵便窓口は1・2番、貯金と保険の窓口が3・4番だった。ちなみに5番は相談コーナーだが、支社だか近隣局の人だかが「あんまり使わないだろうから静かな仕事スペースになりますね」と笑っていた。
開局記念の祝い花を見てみよう。
局の特色が現れて面白い。
今回は
川崎部会(川崎市川崎区の郵便局長が集まる会議)
幸区内郵便局長(上の部会と同じ感じだとは思うが一応原文表記の通りに記述)
川崎土橋郵便局長
宮前部会(川崎市宮前区の郵便局長が集まる会議)
川崎地区郵便局会 顧問 小泉明さん
から届いていた。
各区の部会・局長会から届いているようだが中原区と麻生区の局長会からは届いていなかった。
開局に少し遅れて届くというパターンだろうか。
また、同様に施工会社からの祝い花がなかったのは私の開局訪問において初めての経験で大変驚いた。
と、局内を一周するついでというかタイミングで局長さんにご挨拶。
1番最初の訪問者ということでお話させていただき、新住所の名刺をいただいた。
こちらの名刺を用意していなかったのが悔やまれるばかりである。
局長さんと並ぶと支社の方が写真を撮り始めた。
私も便乗し、記念に局長さんとツーショットを撮影させていただいた。
首都圏の直営局でこのような歓迎を受けたのは私自身初めてで大変緊張していた。
局を後にする前に見覚えのあるお顔をみつけ、声を掛けさせていただいた。
川崎京町郵便局長だった。
こちらもありがたいことに名刺をいただきお話しさせていただいた。
「街を歩くのも油断できないね、京町の局長さんですかって言われちゃう(笑)」と仰っていた。
新局舎を一周してみる。
外観は箱型の無特徴な局舎であるが、一方局舎裏手に5台分の駐車場が確保されていたのは驚いた。
さてこの後は旧局舎を見学しつつ近隣の未だ立ち寄っていない郵便局を見て帰ろうと思う。
300メートルぐらいだろうか。同じ通り沿い反対側に郵便局跡があった。
実は、移転前に一度訪問していて、場所は知っていたので迷わずに来ることができた。
ところで、局名の表示、大きいものはしっかりテープで隠されているのだが、オレンジの看板の方が見えている。
これでは間違ってきてしまうだろうと思いながら局舎を撮影などしているとたまたま先ほどお会いした川崎渡田局の局長さんが通りがかったので話してみた。
「本当だね」と言っていただき指摘は間違いではないのがわかった。今後外されるのか、はたまたこのままなのか。
ちなみにこの日はこのまま渡田局、東大島局、四谷上町局、昭和局、川崎大師局にも訪問したのでいつかその話も書くかもしれない。
また読んでいただければうれしい。