そてつ 旅行ブログ

旅行からは逃れられない運命なのさ…。

六本木一丁目で迷いに迷った話【とうきょうの郵便局①】

南北線って乗りますか?

みなさんは南北線など乗られるだろうか。

南北線は路線別乗降客数があまり多くない(注:乗降客数の観点で見れば副都心線に次いでワースト2位だが相互直通が盛んな副都心線は通過人員が多いため実質的に南北線が最下位とも取れる状態である。)路線なのだ。

人気がない路線として東京メトロが需要喚起することも時たまある路線だ。

さて、今日はたまたま六本木に用事があったため、六本木一丁目駅周辺にある、全特六本木ビル内郵便局に行こうと思う。

 

ということで、六本木一丁目駅で下車したのはいいのだが、出口がわからない。

 

通路を一本挟むものの、ほぼ直接イズミガーデンタワーに繋がっており、スーツを着込んだビジネスマン風の人は皆そこに吸い込まれて行くものだから私も迷わず入ってしまった。

泉ガーデンタワーの入口。出口目の前の自動ドアから簡単に迷い込める仕組み

迷わずとか言いながらガッツリ道に迷っているのだが。

実際は関係者以外立ち入り禁止だったらしく迷った挙句お恥ずかしいところを晒す高校生ということになってしまった。

 

改札の有人窓口に逆戻り。

六本木一丁目駅周辺案内地図」をもらってきた。

これで多少はわかることだろう。

駅員さんに頂いた周辺地図。これで迷うことなし!

そして、出口の方の案内を発見することに“地図のおかげで”成功した。

普段は方向音痴などではないのだが(言い訳)、都会の地下はこう複雑だから苦手だ。

 

地上へ

ようやっと地上に上がる。エスカレーターで登るのだが全くわからないだろう、これ。

という感じの見た目。

イズミガーデンタワーの一角みたいな佇まい故に地上から地下に入ろうとするときには「地図にはあるのに実態のない入口」のような見え方をするかもしれない。

私の出てきた入口。案内などはなく本当に駅の入口なのかわからない

出口を出て左に進み、少し行った交差点をこれまた左に曲がる。

今回、ひとつめの目的地「全特六本木ビル内郵便局」の入る全特六本木ビルに到着だ。

目的地の全特六本木ビル。全特とは果たして何なのか。私は???だった

ところで、全特とは果たしてなんなのか、そしてなぜただのビルのようなこのビルに郵便局が入っているのか。

こちらの表示を見ていただけるとわかるかもしれない。

階層案内。圧倒的に郵政関係の団体が多く入居している。自民党と政策研究が同居していることも特筆すべきか。

特筆すべきだと思われるのは2階「自由民主党東京都参議院比例区第六十六支部」が入る一角に「郵政政策研究会」が入居しているのが見てとれる。

ここまでのお話で察しがついた方も多いだろう。

 

このビルは郵政関係の会社が多々入るビルで、全特とは以前の「全国特定郵便局長会」から発展した「全国局長会」の通称なのだ。

そして、その全国局長会はかねてから自民党の大きな支持組織になっている関係で2階に自民党支部が入っているのだと思う。

ちなみに、局長会の総会は相当、政治色が濃い様子である。

地下1階に降ると郵便局が見えてきた。

一般的なビル内の郵便局と同じ見た目。ビルの成り立ちからか趣味者も来るのだそう

場所柄、ヤクザのような局員がいるのかと身構えたものの、全くそんなことはなく寧ろとても優しかった。

局員のうち5割は禿げ上がっていたが。

 

局に入って、入金票を書こうとした時に「ゴム印ね。」と見抜かれてしまった。

場所柄、優秀な局員が多いのかもしれない。

局員のうち5割は禿げ上がっていたが。

 

無事に入金を終え、局とビルを後にする。

地下フロアを少し行ったところで振り向くと郵便局物販サービスの会社があって、やはり郵政色濃いんだなと思った。

郵便局物販サービスの入口。局にあるような案内パンフレットが置いてあった

入り口には全特の会歌があったり、とても特徴的なビルだった。

入口にある全特の会歌。このビルの人は皆歌えそうである(偏見)

本当はこの後「アーク森ビル内郵便局」にも訪問したものの、対照的に内容が薄かったためまた別記事として上げるか、全く上げないか考え中である。